ペンギンマジックでアルゼンチンのマジシャン ファン・パブロのライブアクトを観たので簡単に感想などを記載しようかと思う。
この方はレクチャーDVDや商品などをたくさん出していて私もいくつか持っているので観るのが楽しみだった。
マジックはスペイン語で喋って英語に通訳している。
Juan Pablo LIVE ACT (Penguin LIVE)
内容
Musical Opener
サングラスの出現
何も顔には掛けてない状態から突如サングラスを掛けた状態に変化する。
角度や使えるサングラスには制限がある。制限は多いけど種は単純なので機会があればやってみたいなと思った。
マッチを擦って振るとタバコに変化
ライターの火が火だけ手に移動してタバコに火をつける。
特殊な装置でも使っているのかと思ったけど簡単な仕掛けだった。パーラー向き。
ワイングラスにタバコの煙を入れてそこから白い花が出てくる。
造花を使っている。簡単に出来て実際にワイングラスから出てきたように見える。
Juan Hundred Dollar Bill Switch
客から借りたサインしてもらったお札が消えて最初からワイングラスに挿していたお札がいつの間にかにそのサインしたお札に変化する。
サインした紙幣がすぐに変化するのではなく、折りたたんでいくと消えてしまう。
消えちゃう演出は珍しいね。やるのも少し勇気がいりますし。
そんで変化させた時は何も起こっていないという演出で最後に入れ替わっているという演出。
お札の変化は他のDVDで解説していた折り畳まないで変化させるやつを使っている。
Torn Corner Evolution
カードの破ったコーナーが消えて客のポケットに最初に入れておいたデックのセロファンから現れる。
破れたカードが今度はいつの間にかに復活してると思いきや違うデックの色のカードでそちらの色のデックの中から破らた状態のカードが出てくる。
次に破れたカードが消えてスマホのケースの中から出てくる。破片とは破れ具合がちゃんと一致する。
これは私なんかからするとやりすぎな感じにも思うのだけどお客にはウケていた。ありえないことが起きますからね。これは商品でも売っているようだけど今回は手作りの方法で解説している。
Cigarett
タバコを投げて口でキャッチしようとするけど誤って飲み込んでしまう。とうぜん口の中には何もありません。それなのに煙は口から出てくる。最後はタバコも出てくる。
これは私もレパートリーにしている。
最近の環境ではなかなかやる機会がありませんが大道芸で呼ばれた場合これを演る予定でいます。
The Clock
紙に書いた時計をストップで時間と分を選択してもらう。時間と分のどちらかを1つだけ移動してもらう。それが予言されている。
これは通訳を挟んでいるからだろうか少し苦労している感じがするけど最後にどちらかを移動したにもかかわらず予言があっていたので客にはかなりウケている。時計のボードには仕掛けがあり手作りみたい。見やすくてパーラーに向いているが若干難しいところ(タイミングフォース2回)がある。
JP Tossed Out Deck
3人の客にカードを覚えてもらい他の客がデックから3枚のカードを選び出す。その3枚の中に3人のカードがすべて入っている。
トスツアウトデックをノーマルデックでやるのと他の客に当てさせるのがポイント。
他の客に選ばせる時にすこしインチキをしているがそれが悪くない。
3人の客に選ばせる時の配り方はマジシャンには違和感があるが解説をみてうまいなと思った。私なら簡単にカルでやればいいかなと思った。
Rainbow Monte
ジャンボカードサイズの1枚のAと3枚のブランク。裏の色が全て違う。1枚のブランクはテーブルに置いておく。Aのカードは裏の色でわかるはずだがはずれる。裏の色が先程とは違うカードがAになっている。もう一度やるが今度は3枚ともブランクになり、テーブルに置いてあったカードがAになる。
最後はブランクを1枚テーブルに置き直前までAを表向きでまぜるがテーブルのカードだと言って見るとブランクのまま。3枚のカードを表替えストすべてA。
ウケてました。
これは商品として出ている。私も持っている。手順を覚えるのが少しあるが特に難しいところはなし。仕掛けも基本無いので手渡し可。
Musical Closer
タバコを吸いながら煙を吐くとパイプが出てくる。どんどん出てきて指の間に4つづつ計8個でます。
簡単でとてもインパクトのあるマジック。ただこの商品がないと出来ない少し探したけど売っているところが見つからなかった。
総評
観ているぶんにはとてもおもしろかった。
サングラスの小ネタも良かったし白い造花が出てくるのも良かったし時計のも不思議でしたしトスツアウトデックも簡易的でよかったし最後のパイプも良かったし。
ただ煙草のが少し多かったかね。最近はタバコのマジックが出来るところも少なくなりましたし。
すぐに取り入れられるのはそんなに多くないかもしれない。
でも良かった。
Juanの発音・カタカナ表記
Juanのカタカナ表記だけど「ファン・パブロ」が一番多いようだね。代表的なマジックショップのFrenchDropではその様に表記している。Juanで有名なJuan Tamarizはホアン・タマリッツと表記している。同じ綴なのに違うとは不思議。国によっても違うでしょうし。
私が聞く限りだとファンだとホの要素が欠けてるように聞こえますがホワンだとホの要素が強すぎて聞こえる。ファンの長さでフォァンと言っている感じだろうか?ホワンでもいいような気がする。
外国の人名をカタカタ表記にするのは難しいね。