ウッディー・アラゴンの3度目のPenguin Live。
すべてカードマジック。
セルフワーキングが多くテクニックはあまり必要ない。
私は彼の作品が好きでDVDや本など殆ど持っている。
実際に演じる作品もいくつかあるしそれがとても役に立っている。
Woody Aragon LIVE ACT (Penguin LIVE)
Bonus Opener
客が自由に言ったカードがデックの一番上に上がってくる。
簡単なスタックデック。新品からすぐに作れるやつ。他でも可。
テクニック(エスティメーション)は多少必要。
簡単なダブルリフトを解説している。
感想:スタックのオープニングでのバリエーションとして簡単でいいかなと思う。
Cut to Any Card
カットしてカードを挿し込むとそこが客の言った枚数目である。
次にウッディーが指定した枚数目に挿し込むと挿し込んだカード(客から借りたカード)とそこのカードが一致する。
ブリザー・グリンプを使用。コーナーまではグリンプしないそうだ。
チャーリアカット使用。
感想:
1段目は簡単だけど2段目はウッディーが用意したカードでないのでコントロールが難しいと思うんだけどいつのまにかにやったらしい。すごいな。
テーブルを使わない環境でもでもできそう。
Think a Card Routine
客が見て覚えたカードを2回あるかないかを確認して当てる。
実際には8枚から覚えてもらう。
最後は客がストップしたところが客のカード。
テクニック:
タイミングフォースを使う。これは若干敷居が高い。
感想:
タイミングフォースで2枚のうちのどちらかなんだけどマジシャンは「Out of Sight, Out of Mind」とは違い、どちらがなんのカードかは知らない。面白い解決方法。
カードを2つに分けるところは歌を歌いながらといつもながら工夫があって楽しい。
Tarot/ Self Working Triumph
タロットカード12枚を使ったセルフワーキングマジック。
ウッディー最初のライブでプレイングカードを使ってやっている。
途中、カットとひっくり返す動作を繰り返し、最後は4×4のカードを折りたたんでいくと客のカードだけが表替えっている。
うまくいくと1年間ラッキーになるという演出。来年はスペインに行けば800ドルで占ってくれるそうだ。
テクニック:
チャーリアシャッフル解説
パリティプリンシプルを使っている。
トップの2枚をひっくり返してカットしてを繰り返しても結果が変わらないのは知ってても不思議だ。
デックスイッチ
タロットカードを挟むことでデックスイッチも簡単。
英語
ひっくり返すかどうかはflipを使っていた。
flip over
さっとひっくり返る[返す]
感想:
最初に見たときからお気に入り。
簡単にできていい。
Poker Prediction
ポーカーのマジック。2つ、2つのパイルからマジシャンと客にそれぞれ客が指定したところから配る。
にもかかわらずマジシャンがロイヤル・ストレート・フラッシュで勝ち、配られたカードも事前に予言されている。
マジシャンには有名なギルブレスの原理をつかているのだがわかんなかったし不思議だった。
デックはデュープリケートありで組んである。
プラスちょこっと細工をしている。細工はなくってもいけるかな。
感想:
専用のデックを用意する必要があるけども不思議だしテクニックは必要ないのでやってみたいかなと思った。
Spelling Routine
最初に客が選んだカードのスペルを言いながら配ると客のカードが現れる。
なんのカードが選ばれたのかわからないはずなのに出てくるからびっくり。
次がクライマックスで
客が選んだカードと隣のカード
カラー、スーツ、バリュー、マッチングカード(メイトカード)とスペルを綴って配っていくと隣のカードとすべて一致する。
客のカードは隣のカードの結果をひっくり返すとすべて一致する。
システム使ってるのでテクニックいらず。
著書「A Book in English」に収録されているそうだけどみんなスペリングトリックということでスキップしているらしい。
タマリッツもスペルトリックということで最初はあまり見る気がしなかったようだけど見た後は気に入ったような話をしていた。
テクニック:
デックスイッチはジャケットのポケットにDVDを入れて仕切っている。
今回は自然にデックスイッチをしているがその他のやり方としてヒンズーフォースを使ったデックスイッチの方法を解説している。
感想:
何かのDVDに収録されてるかな?前に見た記憶がある。
とても不思議でいいマジック。
ただスペルを綴るので日本では若干やりづらい。
でも強引にやりたくなるほどいいマジック。
最後に総評・感想まとめ
安定のいいライブだった。
すぐに導入するのはタロットカードかな。いいタロットカードを探したいと思う。
その他は場合によってという感じかね。スペルトリックだったり組んだデックが必要だったり。
面白いギャグが5つほどあった。こういうライブは実際のギャグが学べるのがいいところ。
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