手品の種明かしについて考えてみた。

マジシャンにとって種は最も重要なものであるわけでマジシャンの中では種明かしはご法度とされている。
しかし著作権のように法律で守られているものではなく、またマジシャンの中でも完全な合意があるわけでもない。
大体これぐらいの種なら教えてもいいだろうとか、古くからある種で考えだした人も生きていないからいいだろうとか、自分の考えた種なので教えてもいいかなとかそんな感じ。

批判が多いのは今でも継承されているような伝統的なマジックのタネとか、多くの人が演じるコインやカード(トランプ)の種などや、オリジナリティーがあって考案者が認識されているような種だね。

マジックはもちろん種だけではないのだけどしかし種をばらされてしまうと見る価値をかなり低くされてしまう。
せっかくオリジナリティーあふれるトリックを思いついたのにそれをタダで種をばらまかれてしまったら商売上がったりということだけでなく誰も種を発表しなくなり手品界の発展自体が危ぶまれる自体になるかもしれない。
著作権と一緒だね。

種明かしをされるとそれで食べているプロのマジシャンが困ってしまう。
自分が考えたものでもないのに人にバラスとはけしからん。
まとめるとこんなところだろうか。

しかし、だからといって種明かしはいけないと結論付けるのは難しいというかすべきではないと私は思っている。
簡単にだけ理由を書いておくと種明かしの自由、種明かしのメリット、種明かしの欲求、などだろうか。
どんなマジシャンでも誰かから種明かしをしてもらわないでマジシャンに成れた人はいないだろうし一度も種明かしをしたことの無い人もいないのではないかと思うし、そもそもマジシャンは種明かしとの戦いに勝ってこそ一流のマジシャンと呼べるのかなと思うしなどと思うのだった。

ちなみに私はあんまり種明かししないかな。
まあでも自分がやらないのに関しては結構解説してたりするかも。
昔はかなりいい加減な説明で種をばれないように説明してたかな。
最近は調べれば大抵わかったりするのもあるし、全く的はずれな理解を持たれるのもやなので昔と比べるとかなりヒント出したりして解説しちゃってるかも。
でも完全に教えることはめったにないね。
性格がケチだからかな。
一応マジシャンの端くれで種明かしへの批判の恐怖もあるし。
ただ、大金積まれたら心動くかもしれない。

なぜ種明かしについて書こうかと思ったかというと子供向けのマジック教室をやるとするとどんな手品を教えるのがいいかなと考えてあまりショボイのじゃつまらないけど本格的なのだと種教えてしまっていいのかなーと考えてみたところから。
色々と考えてみたけど種明かしがいけない理由を構築することができなかった。
マジシャン失格かな。

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