精神科のお医者さんでひきこもりやおたくに詳しい斎藤 環さんの本。
初めて斎藤 環の話を聞いたのがたぶんもう5年ぐらい前の歌舞伎町のロフトプラスワンで宮台真司とお話ししてたのだったと思う。頭が大きくいかにも頭の良さそうな人という印象。話している内容も精神科のお医者さんにしては?とってもまともなことを話していた。
マル激にもでたことあるし、短い文章は本で読んだりしてた。


最近では
モバイル社会研究所・未来心理研究会 公開討議「モバイル社会における技術と人間」
(こちら参照
で喋っているのがとても印象的だった。
関係性とコミュニケーションは違う。
SM的な関係性の欠如?
なるほど、俺に欠けているのはSMだったのか!
コミュニケーションから関係性へ
その時盛んに言及されていたのがラカンだった。
それとは別に自分の中でよくわからないと思っていたのが欲望。
欲望とはなに?
欲望にどう対処するか、なんて言う本は結構あるが、欲望とは?と言う疑問に答える本は読んだこと無かった。探してもないし。自分でも答えが出ない。
このままではまずい。欲望の仕組みがわからないのは自分自身を理解できていないと言うことではないか?
欲望がわからなければ資本主義社会を理解できないのでは。会社に入っても新しく価値ある物を作り出すことができないのではないか。そんな気持ちでいた。

そんな時、斎藤 環さんがラカンの本を出していると知り、購入。
読むとそこには欲望の答えが。
「欲望は他人の欲望である」
「欲望は、それを他人に認められることで初めて意味を持つ」
「欲望は自分の中から勝手に芽生えてくるものじゃない。他人からもらうものだ」
なるほど、そういうことだったのか。
目から鱗だ。
一つ賢くなった。
そのほかにもいろいろいいことが書いてある。
買って良かった。かなり当たりである。
ただ、日本一わかりやすいラカン入門書を目指し、賢い中学生なら理解できるように書かれたとはいえ、私のレベルではすべて理解するには至らなかった。まあ中学生の普通レベルなのだろう。もう一回読めばもう少し理解できるかな。
★5つ
まずは斎藤 環さんのHPにある彼の文章を読んでみては。
石原慎太郎との対談を読んだが面白かった。