シカゴのアマチュアマジシャンジョン バノンの新しい作品集のDVDだ。
この方は本業が弁護士さのだけど一般のプロマジシャン以上の活躍をしている。最近はカードマジックでテクニックは殆ど使わずにそれでいてインパクトの強い作品を多く発表している。
年配の方などにはおすすめだね。
若いマジシャンでも軽くなにか見せたい時に重宝する作品が多い。
すべてレギュラーデック。
見ての通り最近はかなり太っているのだけど今回のDVDでは今までで一番元気のない感じだった。どこか悪いのかな?いきなり歳を取ったように感じる。ちゃんちゃんこを着たおじいちゃんという感じ。
才能のある方なのでこれからも活躍を期待するけど健康には気をつけてほしいなと思う。
まずは減量してくれたらなと思う。
気に入った作品はLine Of Sight だね。グリンプスを使ったカード当てだけど演出がいいね。
Proxy Shocも軽くやる時にとてもいいと思う。
その他のは悪くないけど機会があったらやってみようかなという感じ。
全体を通して言うと悪いのもなくただ飛び抜けていいのもなくそこそこかなと言う感じ。
Fire When Ready by John Bannon – DVD
Price: $25.00
目次
- Proxy Shock
- Rock The ‘Voque
- Mundo
- Cut & Run
- Hybrid Holdout
- Stealth Aces
- Big Fat Bluff Aces
- Blues Alley Jokers
- Clean Out Of Sight
- Question Zero
- Line Of Sight
- Glimpses ⅰ
- Glimpses ⅱ
Proxy Shock
客がファンから見て覚えたカードを当てる。
マジシャンが選んだカードは客のカードでないがデックに半分刺さった状態で半回転させると客のカードに変わる。
簡単にファンから見て覚えたカードを当てれる、実際は失敗するけど変化するのはいいね。
ただチェンジするところは私は?となった。
一般客相手に軽くやるのであれば使えると思う。
Rock The ‘Voque
マジシャンが思ったカードを客が当てる。
マジシャンが色、数字か絵札か、数字、スーツの順番で聞いていく。最後に決まったカードがデックの中からサンドイッチされた状態で出てくる。
エキボック、マジシャンズチョイスを使う。質問によって使う英語を変えたりしている。
日本語でやる場合は言葉だけだと難しそうなのでなんらかの工夫が必要かも。
エキボックで6枚まで絞る。数字も選んでもらえることを期待するが確実ではない。
当たっている場合以外はタッチフォースを使う。これはそれほど公明正大ではない。6枚のセットが必要。
タッチフォースは突き出たカードを一度押し込んでから持ち上げる。
Mundo
Out of This Worldのスモールパケット版
赤11、黒12+ガイドカードのスペードのAでやっている。
分けた後に2つのパイルを重ねる動きがある。
アイルランドシャフル、真ん中あたりに来ると1枚ずつシャフルするやつ、を使う。
パケットを重ねるところでスパニッシュマジシャンのルーウィー トゥエバームーブ?を使う。
それほど難しくはない。
Cut & Run
エースプロダクション、4枚のAの出現。
客がシャフルとカットをするけどデックのトップをコントロールします。次のHybrid Holdoutがこのこと。
使うのが
Jay Ose False Cut
Frank Thompson False Cut 3分の1ずつスイングカット2回やって残りと2回目と1回目を重ねる完全のフォールスカット
テクニック的には難しくはない。
Hybrid Holdout
客がシャフルとカットをするがデックのトップをコントロールする方法
やはり最初のパイルは客がシャフルしていないことが気になる。その後にフォールスカットをする。
どうせなら客にシャフルさせて受け取ってからカルしてもいいかもと思った。
Stealth Aces
Aエースアセンブリー。4枚のAが一箇所に集まる。
ブロックプッシュオフ 5枚のカードの内上の4枚をまとめてプッシュオフする。少し難しいところ。
客にリフルさせるところが良い演出だね。
Big Fat Bluff Aces
A、エースアセンブリーの様な作品。3つのパイルからAが消えて1つのパイルに集まっているのかと思いきや4Kが出現。裏向きに戻しておまじないをかけると各パイルのトップからAが再び現れる。
パイルからAを消すのにエルムズレイカウントを含む特殊なカウントをしている。そのおかげで3枚のカードがすべて違うことを見せれる。逆フラストレーションカウントのような少しおかしいところはある。3枚の違うカードを見せないで良ければエルムズレイカウントをすればいい。
最初見たときはなんか変なマジックだなとも思ったんだけど単純にAが消えちゃってまた出てくるみたいな演出でやれば悪くないかなと思った。
Blues Alley Jokers
サンドイッチ現象。Jackをデックの上の方と下の方に表向きで半分突き出した状態で挿し込む。その間のカードを選んで貰い覚えてもらう。1度カットするとJackが出現し次に1枚だと思われていたジャックをファンにすると1枚の裏向きのカードをサンドウィッチしていてそのカードが客の覚えたカード。
Neal EliasのSide Jog Multiple Shift、swing cutでトップコントロールするのを使う。これをコントロールとしてではなくジャックを出現させると言う言い訳で使っている。
私はそこそこかな。
Clean Out Of Sight
デックから抜き出したパイルから1枚覚えてもらい更に2つに分けたパイルのどちらにあるかを直感で当ててもらう。3回繰り返した後にマジシャンが配っていき止めたカードが客の覚えたカードである。
Move Zero (Vol 1)のSort Of Pyschicは16枚を使い、最後のアウトが2つだったけどこちらは24枚で行い最後のアウトが3つ。2つに分けるところはディーリングで分けてる。Sort Of Pyschicではリバースフェローを使っていた。
Sort Of Pyschicの最後はカットフォースを使いますがこちらはダイ・バーノンのアウトオブサイトアウトオブマインドの最後の方法を使う。
3分の1の確率でダブルリフトが必要だけど使わないで済む方法を使っている。この方法は良いと思う。
私はSort Of Pyschicの方が枚数的に素早いし最後どちらを選ばれても同じ程度に問題ないので好き。
Question Zero
客にシャフルされたデックから5枚のカードを選んで貰う。その中で1番大きな数字のカードを覚えてもらう。
それを質問をせずにデックから選び出す。
5枚のカードをデックに返すときはNeal EliasのSide Jog Multiple Shift、swing cutでトップコントロールするのを使う。
Lift Shuffle。
カードの出現はBenzais Spin Out Card Productionを使っている。
解説でその他の方法としてBullet Catcher?を解説。
因みに同じ大きな数字が3枚以上あった場合は諦める。
2枚の場合はフィッシングを使う。
一番大きなカードのところを忘れてくれればインパクトは大きくなるかな。
Line Of Sight
客がデックをファンにして自分のカードを見ているのをマジシャンが見てカードを当てる。
エドマルローのオールラウンドスクエアー/Ed Marlo´s all around squareでグリンプスしている。
直球すぎるけど演出がいいから演ってみたいね。
Glimpses ⅰ
「Steve Draun」の「FAN GLIMPSE」を解説
John Bannon Penguin LIVE ACTで実演している。
Glimpses ⅱ
シャッフルトランスファーグリンプスを解説。シャッフルに移行する間にグリンプスしている。グレゴリー・ウィルソンがやっているやつに近いかな。