マジックの種類、形態の分類の1つにClose-Up Magicというのがある。
結構一般の人でも知っている用語かと思うけどWikiの説明を以下に貼っておく。

クロースアップ・マジック(Close-up Magic)とは、マジックの形態のひとつで、少人数の観客に対してマジシャンが至近距離で演じるものをさす。1930年代からこの用語が使われるようになった[1]。テーブルマジック(Table Magic)とほぼ同義である。

で、これの日本語表記なのだけどクロースアップ・マジックと言うふうにCloseがクロース(ス)になっている場合とクローズアップ・マジックという風にCloseがクローズ(ズ)とスが濁っている場合の2種類の記載方法が見られる。

私自身はずっとクロースアップ・マジックと発音をしていたのでクローズアップ・マジックとスが濁っているのを見ると違和感があったのだけどそもそも外国語の言葉をカタカナにする時は必ずしも一番近い発音が使われるとも限らず、それが少しおかしな発音になっていても必ずしも間違いであると言えなかったりするとも思うし、スだろうがズだろうがどちらもありえそうなのでこの程度は許容範囲だと気にせずにいた。

しかし、最近よく他のマジシャンのWebページやイベント会社のマジシャンの出張のページなんかを見たりすることが多く、その中でもクローズアップっという表記が多かったので少し疑問に思って調べてみた。

■参照元1
「クローズアップ」の発音

抜粋
「close」という単語の発音には、[klouz]と[klous]の2種類がある。
「閉じる」という動詞の場合は[klouz]、「接近した」という形容詞の場合は[klous]と発音するのが基本。
「接近した」という場合は[klous]のほうで「up」とつなげて発音するので、「クロゥサップ(klousʌp)」のように聞こえる。
動詞+副詞で「close up」といった場合には、発音は[klouz ʌp]で、「閉鎖する」、「閉店する」などの意味になる。

グラフィックデザイナーの方のWebページだそうだ。
とても勉強になった。

■参照元2
“Close-Up”という言葉について
最後は二重母音なので「クロウス」のほうがより正確

マジックに関してのWebページの中の記載。
「クローズアップ現代」も誤りだそうだ。

■参照元3
第13回 「クロースアップ・マジック」という用語について

日本のマジック界ではかなり前から「クローズアップ」という言葉が使われていて1980年代頃まではよく使われていたようだ。

大阪のマジックショップをやられている方のページ。
マジックに関する知識は日本でもトップクラスの方だと思う。いつも感心させられる。

結論
最近のマジシャンの多くはクロースアップ・マジックと記載するのが一般的のようだ。
ただ発音に近い記載ということで言うと「クロゥサップ・マジック」などとなるようなので必ずしも正確であるという言い方は適切ではなく、記載し易さと発音に近い記載で一番折り合いがいいところだと認識されて定着したものであるなんていうレベルのもののようだ。
クローズアップも日本では許容されるものであって間違いだとうるさく言うほどのものではないということだと思う。

-ひとりごと-
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物より思い出を。
マジックにはいい季節となった。

リンク

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