今日、8/6は広島に原爆が落とされてから75年目になる。
その時、広島に住んでいた母は当時4歳で爆心地から1.7キロの距離の家に住んでいた。直前に隣の家の子と家の前でお喋りをしていたそう。母はたまたまトイレに行きたくなって家に入りそこで原爆が爆発します。家に入った母は直接の爆風から逃れて助かります。
外にいた隣の子は直接爆風を浴びて「熱いよ、熱いよ」と言いながら亡くなったそう。

隣の子はとても可愛そうだね。母も一つタイミングがずれていたら一緒に亡くなっていたことだろう。
その時にトイレに行きたくなったかどうか、我慢しようとせずに家に入ったことが生死の運命を分けました。
その時に亡くなっていれば当然私も生まれていなかったわけ。

この話は小さい時に何度も聞かせれました。
その後母は小学校などで語り部をしてこの話を何度もしている。

2度とこう言った悲しいことを起こしてはならないと毎年この日に思う。

母は今79歳。最近はフラフラするなどあまり体調が良くなかったりもする。
数年前からは視力も悪くなり語り部も現在はやめている。
色々と心配ではあるがこの悲惨な原爆でも死なずに生きてきたのだから長生きして欲しいなと息子として思う。