スペインのマジシャンダニ・ダオルティスとウッディー・アラゴンが揃ってマジックをやるDVDが発売された。
2人揃ってテーブルに座り交互にマジックを披露していく感じだけど前後のマジックが関係していたり2人が協力したりちょっかいをかけて笑わせたりします。
舞台などでは2組のマジシャンはたまにいますがテーブルマジックでコンビでやるのはあまり見たことがない。
少し漫才コンビのような感じもあるしこれからもしかしたら流行ってくるかもしれないね。
2人でやると効果が出るように構成されているが1人でやる場合でもそれぞれ十分に参考になる。
ただそれなりの値段なのでダニとウッディーのその他のDVDを持っていない人はそちらから見た方がいいかもしれない。
少し特殊ではあるので上級者で余裕のある人におすすめします。
ちなみに私はGrupokapsのサイトのプレオーダーで買った。送料込みで日本円で1万ちょっと。到着まで17日かかった。発売からは2週間かな。ダニとウッディーのサインしたカードが付いていた。
D & W (Dani and Woody) by Grupokaps
ダニのその他のレビューはこちら / ウッディー・アラゴンのその他のレビューはこちら
目次
DVD1
INTRO
2人が英語で会話している。
WHY ACE AND POKER
ダニがJをウッディーが6を交互に出していき既に出ているカードもその都度変化する。最後4枚のカードが全てAに変化する。
4J、46、4Aはセット
技法はタイミングフォース(解説はない)、ケンクレンツェルのスライドアンダースイッチ。セットする時に少しベンドさせてるね。
ウッディー
4つのパケットを客がシャフル。客がパケットを分けたところにAを置いていきパケットを重ねてからポーカーをやるとウッディーのところに4Aが集まる。
3カットプリンシプル、ファローシャフル
客が指定したハンドを作る。
客がJ、3枚と7、2枚のフルハウスを選択。
配るとウッディのハンドが指定のフルハウスになる。
カードとハンズを決めるところはフォースしている。そう簡単ではないな。
ダニがフルハウスのハンズをひっくり返すと4Aとなる。
ケンクレンツェルのスライドアンダースイッチ。
MEMORY AND LUCK
シャフルされたデックを全て暗記する。
半分がスタックデック。半分は2枚を暗記でダニのC10と同じ。
簡単なフォールスオーバーハンドシャフルを使う
TERTULIA
2人の対談。
ネイティブの英語よりは聞きやすいと思う。良いことを言っているらしいけど私はイマイチ理解できずだった。
DVD2
C10 PREDICTIONS
3人の覚えたカードが予言した枚数目から出てくる。
数理トリック。ジョンバノンの原理を使っている。
シャフルしたカードを記憶する。客が指定した枚数目のカードを当てる。
C10
テクニックはモノローグ(monologue) 聞いておいて答えない
DOUBLE ACAAN
客が思ったエニーカード、エニーナンバーとウッディーが思ったエニーカード、エニーナンバーが続けて成功する。
メモ ライズドデック。計算が必要。
アンチフェローからのフォールスシャフル(解説は無し)
ESP ROUTINE
客が1枚ずつわけて重ねてカットを繰り返す。ダニが電話越しで3人の客が指定した枚数目のESPのマークを当てる。
permanent principle Alex Elmsley。フェローしてもアンチフェローしても順番が変わらない。
EXTRAS
解説は無し
AFTER RECORDING
客とダニがストップしたカードで大きい方のダニが勝ち。
5枚をそれぞれ選んで強いポーカーハンズのダニの勝ち。
裏が色違いのカードを客が選ぶがダニの勝ち。
解説なし
SABANDIJAS SKETCHS
Luis Piedrahita/ルイス・ピエドライタとダニ。
スペイン語で英語字幕
REHARSAL Ⅰ
客が1枚選んだ後に「WHY ACE AND POKER」
ダニのオープントライアンフ
スプレッドから客が選ぶとそれが客のカード
REHARSAL Ⅱ
ダニのエニーカードエニーナンバー
サインしたカードがデックの中で2つに別れる
4枚にわけてダニがチンカチンク
一瞬で1枚に戻る
サインがカードから剥がれてサインしてないカードに戻る。
DVD3
CARD CASE AND WATCH
ダニがパフォーマンス。客のカードと同じスーツの3枚が3つに分けたパイルのトップから出てくる。
客のカードがカードケースの中から出てくる。
ギャンブラーズコップ、ラッピング
ダニとウッディーが協力して現象を起こしている。
ウッディーがクロックマジック
客が思った時間と選ばれたカードはそれぞれ先に予言されている。
選ばれたカード以外はブランクカードに
カードケースからマークだけが出てくる。
予言はワンアヘッドプリンシプル。ダニとウッディーがそれぞれ違う色のペンを使うという工夫をしている。
客のカード以外のカードがブランクだというのもいいし、さらに前に使っていたデックもブランクになって、最後にケースからマークだけが出てくるというかなりインパクトの強い作品だね。
A BOOK IN ENGLISHのCLOCKWORK WOODY
動画のウッディーのクロックマジックがほぼ同じ。
BACK OF THE THOUGHT CARD
ウッディー シカゴオープナー
客が選んだカードだけが裏が違う色。
次の客が選んだカード以外の裏の色が変わる。
その1枚だけ裏の色が違うカードを裏向きで置いておく。
最初の裏が違うところは他のカードを広げては見せれない。
次のカラーチェンジはうまくないパスを使っている。
ダニが続けてL’HOMME MASQUE。
複数の客がそれぞれデックから覚えたカードが同じカード。
そのカードはデックにはなく、先ほど置いてあったカードが覚えたカードになっている。
セットが必要
一般人相手だと失敗する可能性が高いかも。
OR PHONE
客がテーブルの下でひっくり返した3枚のカード(ダニのOR NOT)を電話越しのウッディーが当てる。
スタックデック
アンチフェローからのフォールスシャフル(解説は無し)
事前に打ち合わせをしておいた電話の相手に密かになんのカードかを伝えることができる。それほど難しくない。
すごくうけているね。