カードが1枚ずつ交差するパーフェクト・フェロー（ファロー）・シャフル上から。
マジックの中で使ったり、スタックを組むときに使ったりする。
少しだけ解説もしている。
下から噛み合わせるのは下の方に貼ってある。
パーフェクトフェローシャフル 下から
パーフェクトフェローシャフル 上から
若干難しい技法なので初級者向けのマジックでは使うことがないけど中上級者向けではちょくちょく使う必要が出てくる。
これを使うことでカードマジックの幅が広がり本当に不思議なマジックを演じることが可能。
カードによって難易度が違う
これの難易度はカードの質にかなり依存し、フェニックスデックなどでは全く力を入れなくてもスムーズに入っていく。
今回使った新しいBICYCLE STANDARDは裁断の向きが昔とは変わったらしくデックを裏向きでやる場合はかなり難しい。
逆に表向きだと裏向きよりやりやすい。
とはいっても裁断が荒いことが多いのであまりやりやすくはない。
また、使い古しのだとパーフェクトにするのが難しかったりする。
カードの状況が千差万別なので毎回状況に合わせて臨機応変に対応している感じがある。
客の前でやる場合はあまり古いのは使わないほうがいいだろう。
いくら練習してもうまくいかない場合はカードの質に原因がある可能性があるのでやりやすいと言われているカードで試してみたほうがいい。
マジックショーに組み込む場合
マジックショーの中でやる場合、焦ったり、緊張したりして中々うまくいかなかったりするので十二分に練習を積んでからがいいでしょうね。
慣れればショーの中で客にシャッフルしてもらったデックからカルで赤黒にセパレートにしてフェローで赤黒交互のデックを組むなんてことも簡単に出来る。
自己流フェローとオーソドックスなやり方
同じフェローでもやり方は人それぞれでこれが正しいといのは特にないのだけど今回のフェローはデビッド・ウィリアムソンのやり方を参照しているのでかなりオーソドックスなやり方ではないかと思う。
私自身は長いこと右手で下から順に押し込む方法でやっていたのだけどウィリアムソンのを見てこちらのほうがスムーズだなと思い少し前に変更した。
追記 2019/11/24
最近のバイシクルはトラディッショナルカットに戻っているようだ。なので今回紹介したやり方よりも下から噛み合わせる方法の方がやりやすい。逆に裁断が逆の場合は今回の方法がやりやすい。
パーフェクトフェローシャフル下から 追記2020/3/3
下から噛み合わせるのも撮ってみた。最近のバイシクルはこのやり方がスムーズに入ります。
動画情報 パーフェクトフェローシャフル 上から
■技法名 / Technique
パーフェクト・フェロー・シャフル / perfect Faro shuffle
日本語表記はファローが一般的でフェイロ、フェロウなどと記載されることもある。
詳細は石田隆信氏のコラムを参照してね
第62回 シャフルとシャッフルについて
■参照/ Reference
・Ridiculous by David Williamson and Luis De Matos – DVD
Disc1.Professional Show
Aunt Mary’s Terridle Secret
・Jonathan Kamm
False Faro Tutorial
■使用カード / Playing Card
BICYCLE STANDARD KY2018年製造
最近のスタンダードの新品だとかなりやりづらい。裁断の向きが昔とは違うようだ。
■撮影 / equipment iPhone5 FaceTimeカメラ
カメラはだいぶ近づけたつもりだったけどもう少しアップが良かった。
ただこれより近づけるにはうまい方法を考えないといけません。
■撮影日 / Date
2018年9月16日